・ConoHa WING の 料金・表示速度・スペックについて知りたい
・レンタルサーバーをどれにするか迷っている
という人に向けた記事となっています。
最近「ConoHa WING」の話題を聞くようになったなあ
実際のところ、ConoHa WING は何がいいんだろう?
ナガヤ
そんな貴方のために ConoHa WING がどのようなサービスなのか、じっくり解説します。
・ConoHa WING の 料金・表示速度・スペック
・サイト表示速度が 速い理由
・使う前に知っていおくべき 注意点
このページの目次
出典元:ConoHa WING
ConoHa WING は、東証1部上場の大手企業GMOインターネットから提供されています。
長期的な運用をする場合、大手である安定感は魅力的ですね!
ConoHa WING の登場は2018年9月と比較的新しいレンタルサーバーです。
前身にホスティングサービスの ConoHa があり、サーバー運用のノウハウが活かされています。
さらに第三者機関である日本マーケティングリサーチ機構の調査では、3部門でNo.1に輝いています。
・アフィリエイター・ブロガーが使いたいレンタルサーバーでNo.1
・WordPress利用者満足度でNo.1
・サポートデスク対応満足度 で No.1
詳細な調査結果は公開されていませんが、運営会社のGMOインターネットのサービスが1位を取ったことが、日本マーケティングリサーチ機構のプレスリリースで公開されています。
インターネットサービスについてのインターネット調査 | 日本マーケティングリサーチ- 2020.03.01 付の記事
出典元:ConoHa WING
ConoHa WING は他社のレンタルサーバーサービスと比べて処理速度が非常に高いです。
その速度は、2位のレンタルサーバーサービスに比べて約2倍の速さです(※GMO調べ)。
最初の1秒で売り上げが変わると言われるほど
表示速度がシビアな通信販売やアフィリエイトブログではこの差はとっても大きいです!
この記事を見ているような方であれば経験したことがあると思いますが、
2、3秒間ページが真っ白なままなら前のページに戻って他のページを見に行くでしょう
(相当な辛抱強い方であれば待つかもしれませんが、私なら絶対に前のページに戻ります)。
そこが ConoHa WING は他のレンタルサーバーの 約2倍の速さ となれば、
他の競合に差をつけることにつながります!
この速さを実現するのが次のサーバー技術です。
・サーバーストレージがSSD
・サーバー構成がApache+nginx
サイトデータを格納する箱になるサーバーストレージにはSSDが使用されています。
最近ではノートPCのストレージも使用されはじめたSSDは、
従来のHDDに比べてディスクアクセスの速度が非常に高速になっています!
ディスクアクセスが高速だと何がいいかというと、サーバーの全ての処理のレスポンスが高速になるのです!
SEOなどされている方には今更な情報ですが、サーバー全体の最も根幹となるのが、
サーバーのストレージとなりますのでSSDであることは必須と言えるでしょう。
サーバーの構成には Apache(アパッチ)とnginx(エンジンエックス)が使用されています。
これらの名前を覚える必要はありませんが、大事なのは大手他社レンタルサーバーも利用している構成だというところです。
他社も利用しているなら特別な技術じゃないんじゃないの?って思うかもしれません。
それはその通りで 安定した信頼できる構成であるということが重要です。
実際にサーバー運用を開始した際にピーキーな性能のサーバーですと、扱いが難しくトラブルが発生しやすい場合があります。
せっかく高い性能のサーバーを使っているのに、扱いづらいとなると長く続けるのは厳しいですよね。。
一方で信頼される構成であれば、安定した運用ができるうえに情報も多いため
サイトチューニング等のサイト構成に凝り始めた時も資料が豊富にあるというメリットがあります。
いかにパフォーマンスが高くとも気になるのが実際のお値段、料金です。
ConoHa WINGの契約方法には、「通常」と「WING パック」の2つの料金タイプがあります。
それぞれの契約プランは次のようになっています。
・通常 : 1時間ごとの利用料金で、1か月あたりの上限額が決まっている。
・WINGパック:何か月契約するかによって1か月あたりの価格が決まる。
ConoHa WINGは初期費用・最低利用期間なし、いつでも気軽に始められます。
また1時間単位の料金体系なので、例えばベーシックプランなら1時間2円~使えてどれだけ使っても1ヶ月最大1,200円でご利用いただけます。使った分だけの料金しかかからないので、月の途中からご利用を始めてもムダなコストは発生しません。
ー『ConoHa WING』より引用
驚くべきことにConoHa WINGの通常プランには、 初期費用無料で最低利用期間がない のです。
そのため、いつ始めてもいいし、いつ止めてもいいのです!
このフットワークの軽さはいいですよね!
月単位の契約ですと、もう月末も近いから契約はすると損しそうだなとか悩むかと思います。
しかし、ConoHa WING の通常プランでは利用した時間分しか請求されないので、そういった心配は不要です!
実際に使った分だけ料金になることに加えて、一ヶ月の最大料金額が決まっているので安心して使えます!
いわゆる従量課金上限制で、スマホのプランなどで見たこともある方もいるのではないでしょうか。
イメージとしては次のようになっています。
出典元:ConoHa WING
CohoHa WING の通常プランは、SSDや転送量、データベースといったパフォーマンス面の性能が異なる3種類のプランがあります。
出典元:ConoHa WING
このプラン表から、実際のプランごとの違いを抜き出したのが次の表です。
ベーシックプランの2円/時間、スタンダードプランの4円/時間、プレミアムプランの8円/時間と料金は倍々になっています。
最大料金も 1,200円/月 、 2,400円/月 、 4,800円/月 と倍々で比例しています。
ちなみに、最大料金は25日分で設定されているようです(ベーシックの場合: 2円/時間 × 24時間 × 25日 = 1,200円)。
内包できるデータの容量であるSSDのサイズは、250GB、350GB、450GBと100GBずつ増えています。
ページの表示速度に影響する転送量は、4.5TB/月、5.5TB/月、6.0TB/月 と不均等に増えてます。
これは高い転送量を実現するためには技術的制約から難しいという事情もあるようです。
データ運用の要であるデータベースは 60個、80個、100個と20個ずつ増えています。
標準プランのなかでは、まずはベーシックプランがおススメです。
これは個人利用や小規模事業には十分な性能であるからです。
いわゆる「ゴルディロックス効果」でスタンダードプランを選びたくなりますが、
ある程度の収益性が見込める水準のPVになってからでも十分に間に合います。
また、契約後には管理者画面からサーバープランをいつでも変更できます!
レンタルサーバーによってはプランを変更する場合、
一度解約することになったり、変更の手続きに時間がかかったりすることがあります。
ConoHa WING では、いつでも即時に変更できるためそんな心配はありません!
(※ ただし、アップグレードの場合は日割りの差額を払う必要があります)
ただ、通常プランの料金は他社と比べてそう安くはありません。この水準のサーバーだとむしろ割高にも見えます。
中長期的に運用する場合はWINGパックが非常にお得です。
出典元:ConoHa WING
WINGパックでは、3か月、6か月、12か月、24か月、36か月の5つの期間を選ぶことができます。
そのなかで、SSDや転送量、データベースといった性能は通常契約同様に3種類のプランがあります。
期間とグレードの違いごとプランの料金を示したのが次の表です。
通常契約の上限額と比べて安くなっているのが特徴です。
3ヶ月より6ヶ月、6ヶ月より12ヶ月といった具合に、より長い期間を契約した方がお得になるしくみで、
最長の36か月では、最大33%(ベーシックプランの場合)もお得になります!
2,3年スパンの長期的な運用が見込まれるサイトの場合は、
24ヶ月や36ヶ月にすることで非常にお得に運用できます。
一般に事業レベルまで成長したサイトであれば、まず選択してよいでしょう。
一方で、長期的に運用する予定が立っていない場合は、
実際の用途に合わせてプランを選ぶことをおススメします。
WINGパックでも管理画面からプランの変更ができるので
急にWebサイトが大きくなった時も安心ですよ!
そのほか、WINGパックには契約申込した月は無料になるになるため
月初めに申し込むことでお得に利用できます!
このあたりは通常プランとは逆に、月末近いから来月入ってから契約するかー
ってなってしまうわけです。。笑
すでに複数のWebサイトを持っている方や、多角的にサイト展開していくぞという野心を持った方にこそお伝えしたい機能です。
ドメインとはサイトの顔ともなるURLです。
たとえば、 https://dorecono.com/ の場合は、dorecono.com がドメインにあたります。
1つのサービス展開だけを考えている方は想像しづらいかもしれませんが、
複数のドメインを運用できるとなると、大きなメリットにつながります。
それは同じサーバー・同じ管理画面から別のドメインを持つWebサイトを運用できるという点です。
普段使い慣れた管理画面で煩わしい切替操作なしに複数のサイトが管理出来たら非常に楽になること間違いなしです!
一方で初心者にとってメリットになるのがサポートデスクの満足度の高さです。
日本マーケティングリサーチ機構の調査結果にもあったように、ConoHa WING はサポートデスクが満足度が高いです。
実際にサーバー運用を始めるとわからないことや困ったことは誰しも出てくるもので、
どのレンタルサーバーサービスでも、そんなときにはサポートデスクに問い合わせます。
ConoHa WING では、次のユーザーサポートを実施しています。
・電話相談:平日 10:00~18:00
・チャット相談:平日 10:00~18:00
・メール相談:24時間受付可能
・オンラインマニュアル:公式HP上に公開
・FAQ:公式HP上に公開
結構充実していますよね!特にオンラインマニュアルやFAQが、HP上に公開されているのは大きいです。
いつトラブルになってもサーバー管理会社に簡単に相談できる体制があるのも、多くの人が利用するレンタルサーバーであるゆえんなのでしょう。
ConoHa WING が良いサービスってのはわかったけど、実際の評判はどうなの?
ナガヤ
ブロガーを中心に高い評価を獲得しています。
conoha wingはパッと見速いだけのレンタルサーバだけど、PHPだけじゃなくてRubyもPythonも使えるしsshでgitも使えるしMySQLも管理せずに使えるしバックアップも自動でとってくれる。メールのアカウントも無制限に作れるし至れり尽くせり感あるよね。
— ワタナベ (@watanabe9434)September 27, 2018
ConoHa WING では、Webやデータベース、メールなどすべての領域のバックアップが無料で利用できます!
サーバーのトラブルというと、ファイルが破損したり設定ファイルを書き間違えたり、
何なら削除してしまったりと胃がキリキリしてくるようなミスで起こってしまうものです。。。
実際にそうなってしまうと、まず頭が真っ白になって走馬灯のように
先ほどまでやってたことをフル回転で思い出してどうにかこうにか修正できたりできなかったりと大変な目にあうことでしょう
そんなときに、無料で完全に復元できる安心感があるとすごく大きいですよね!
いざトラブルに見舞われてしまったときにこそ
バックアップがあってよかったー!って感じることでしょう(ないに越したことはないですが。。。笑)
同じレビューからの内容ですが、ConoHa WING には高度な開発ツール・環境があります。
いわゆる Webアプリケーションが開発できる PHP、Ruby、Python、Perlといったプログラミング言語を扱うことができます。
これはWordPressなどのツールの枠に囚われない、高いカスタマイズ性を持たせることが可能になります。
また、バージョン管理ツールである Git も利用できます。
これは各サイトページなどのような細かい範囲でのバックアップを取ることができるため、
プログラミング言語を使うようなWebエンジニアに人気があるツールです。
いずれも専門知識が必要になるので、かんたんに使えるわけではないですが、
使いこなせるようになれば劇的に表現の幅が広がります!
使い方の情報は広く公開されているので興味があれば調べてみるとよいでしょう。
今日はサーバーの移行作業をしています。
— TK@海外ノマドブロガー (@TK_blogger)May 1, 2020
サーバー移行って初めてなんですけど、https://t.co/FnRxyTfn5hからConoHa Wingに移行してるんですけど、ConoHa Wingのかんたん移行ってサービスがあってめちゃくちゃかんたんでびっくりしてる。
あっという間に移行が終わりそう。
こんなに簡単だとは!
PCやスマホの買い替えをしたことのある人は知っていますが、
家の引越しと同じで、今あるものの移行はなかなか面倒です。
それが通販サイトやブログといったサービスともなれば、
ふつうは家の引越しくらいの面倒さになります!
そんな面倒なサーバー移行もConoHa WINGなら かんたん移行ができちゃうんです!
それが「WordPressかんたん移行」サービスです!
出典元:ConoHa WING
名前の通り WordPress 限定ですが、サービス運用でWordPressは必須ともいえるので
すでにサービスを運用している方はほとんどが対象になるでしょう。
このサービスのすごいところは、移行の手間が非常に少ないところです。
・アプリのインストールなど事前の準備が不要
・Webサイトのファイルを一括でまるごとすべて移行できる
・移行するファイルのサイズ制限なし
・完全無料
これだけできればほとんどやることはないですよね!
実際に使ってみたいと思って ConoHa WING に引っ越したアフィリエイトブロガーにも称賛されています。
サーバーの切り替えにはかなりおススメのサーバーだということが伝わったと思います。
そんなに良い ConoHa WING にも実は何かあるんじゃないの?
ナガヤ
鋭いですね! ConoHa WING にも注意しなければならないことがあります。
ConoHa WING ではキャッチコピーに「国内最速」をうたっています。
これを裏付けるのがGMOで計測した Apach Bench の計測スコアです。
出典元:ConoHa WING
この Apach Bench のいうのがクセモノです。というのも、
計測環境や状況により振れ幅が出てくるテスト方法なのです。
つまり、GMOが実施した5回の計測の平均値では ConoHa WING が1位になりましたが、
サイトの構成や実施時間など状況が変われば、1位を他のレンタルサーバーに譲ってしまう可能性もあるのです。
そのため、確実に国内最速のサーバーであるとは言い切れません。
ただし、同時にパフォーマンスが低くて遅いサーバーが1位になることは絶対にありません!
仮に ConoHa WING が「国内最速」でなかったとしても、トップクラスの高い性能を持つサーバーであることは揺るがないでしょう。
他のレンタルサーバーにあるような無料のお試し期間がありません。
そのため、レンタルサーバーとは何か、どうやって運用していくかというようなノウハウがない場合は実際に契約してから覚えていくことになります。
WINGパックは契約申込月が無料なので、「アフィリで絶対に稼ぐぞ!」「通販サイトで儲けるぞ!」などのように
短中期的にConoHa WINGを使っていくつもりであるなら、この無料期間をサーバーに慣れる勉強期間にするとよいでしょう。
WordPressのかんたんツールは非常に便利な反面で失敗することがあるようです。
私はまだ遭遇したことがないのですが、サイト構成が複雑な場合に発生することがあるようです。
いまは改善されている可能性もありますが、過去にサイトページが消失したなどの報告もあるので
大事なサーバーデータのバックアップを取ってから利用することを強くおススメします。
サーバーをMixhostから、評判のいいConoHaWINGに移動したら、体感はキャッシュのせいか早くなったけど、アナリティクスから速度が倍遅くなったと報告が…
— ごーじぃ@Yosocam(よそキャン) (@yosojicamp)April 3, 2020
PageSpeed Insights、Test My Siteも遅くなり、サーチコンソールの速度もサーバー切り替え日から高速から中速に…#mixhost#conohawing
サイト構成によっては、サーバーのパフォーマンスが引き出せない場合もあるようです。
移行をする場合は短期間の仮運用期間を設けて、自分のサイトのパフォーマンスが改善するか確認しておくと万全でしょう。
ConoHa WING は、間違いなく安価で高いスペックのレンタルサーバーと言えます。
一方で初心者にはとっつきにくい部分があることは否めません。
そのため、一定のサーバーの知識がある中級者以上のレンタルサーバーと言われることもあります。
ただ、ビジネス用途ではトップクラスのパフォーマンスですので、前向きに乗り越えていける初心者にはおススメしたいです!
この記事で ConoHa WING を使ってみようと思った方は、公式ページへアクセスしてみましょう!
IT企業に勤め、クライアントの幅広い要望にプロジェクトマネージャーとしてコミットしてきました。
その経験からITの幅広い知識をより多くの人に伝えていく活動をしています。